2011/03/25

福島第1原発の新たな問題を指摘する声


若干の落ち着きを見せる福島第1原発危機ですが、boingboingがニューヨークタイムスの記事を引用する形で、新たな問題点を指摘しています。
リチャード・レーヒー(福島原発の原子炉納品時にGE社の沸騰水型原子炉安全研究のチーフだった)は、海水が原子炉にポンプで送られて沸騰し、水が蒸発して多量の塩分が残った筈だ。(超意訳、NYTからの引用)

問題は、冷却のために原子炉格納容器に注入した海水が、沸騰して水が蒸発。そして塩分、ミネラル分が格納容器内又は燃料棒に多量に残っている(付着している)点だとしています。

引用記事の概要(誤理解の可能性あり)
  • 1号機には25トン、2,3号機にそれぞれ45トンの海水が注入されたと考えられる。
  • 海水が蒸発し塩分やミネラルが燃料棒に硬い膜としてこびりついた可能性がある。
  • こびりついた膜は燃料棒の冷却に悪影響を与える。
  • 膜が十分に厚い場合は冷却水の循環自体を阻害する可能性がある。
  • 日本の原子力安全保安院は機器を修復した後、海水の代わりに淡水を満たすとしている。
  • 塩分の蓄積は心配だが、危機的状況下での海水注入は、実行する価値のあるリスクだった。

リチャード・レーヒー氏は”塩分は心配ではあるが、海水注入は妥当な決断だった”と評価してるようです。
いずれにしても、淡水による冷却系の回復が急務であると指摘しているのだと思います。

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